“松魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつお61.5%
かつを19.2%
がつお11.5%
しようぎよ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松魚かつおにしてもこんな生きのいい生き身はありゃしねえやい! 生かしてえせと言うんじゃねえんだ。のめすならのめす、斬るなら斬ってみろい!
かはやぶれ、にくたゞれて、膿汁うみしるのやうなものが、どろ/\してゐた。内臟ないざうはまるで松魚かつを酒盜しほからごとく、まはされて、ぽかんといた脇腹わきばら創口きずぐちからながしてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
十両の花火のパッと消えて行くのを喜び、初松魚がつおに身代を投げ出し、明神のお祭りに借金を質に置いた。
相手に選ばれたのは、門下生の田村松魚しようぎよ氏で、松魚氏は言ふ迄もなく、田村俊子女史の別れぬ前の御亭主である。