“初鰹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はつがつお66.7%
はつがつを29.2%
はつかつを4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目に青葉やま時鳥ほととぎす初鰹はつがつお。江戸なる過去の都会の最も美しい時節における情趣は簡単なるこの十七字にいいつくされている。
おな白石しろいし在所ざいしようまれなる、宮城野みやぎの信夫しのぶふを、芝居しばゐにてたるさへなにとやらむ初鰹はつがつをころうれしからず。
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
又信濃越中出羽陸奥也、常陸ひたちにもありときゝつ。これらの国の鮏はその所の食にあつるにるのみ、通商つうしやうするにたらず。江戸は利根とね川にありといへどもまれなるゆゑ、初鮏はつさけ初鰹はつかつをあたひすとぞ。