“はつがつを”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
初鰹63.6%
初松魚18.2%
初鰹魚18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月三十日、初鰹はつがつをにも、時鳥ほとゝぎすにも興味はなくとも、江戸の初夏の風物は此上もなくさはやかな晝下がりです。
糶呉服せりごふくりたのさへかへさない……にもかゝはらず、しやちたいして、もんなしでは、初松魚はつがつを……とまでもかないでも、夕河岸ゆふがし小鰺こあぢかほたない、とかうさへへば「あいよ。」とふ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
金貸しの癖に初鰹魚はつがつをを買つて、花見に屋根船を出すのは、江戸廣しといへども菊屋の傳右衞門ばかりだらう——て評判ですよ