“はつがつお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
初鰹66.7%
初松魚29.2%
初鰹魚4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
有りようの処は初鰹はつがつおを戴いてから煮て食うわけには参りませぬじゃ。まことにはや因果でござる。はいはい南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
初代が『初松魚はつがつお伊勢屋の前をすぐ通り』二代目へ来て『二代目の伊勢屋の前に初松魚』、三代目となると『売家と唐様からようで書く三代目』という川柳の通りに
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
飢えに泣いているはずの細民がどうかすると初鰹魚はつがつおを食って太平楽を並べていたり、縁日で盆栽をひやかしている。
春六題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)