“唐様”のいろいろな読み方と例文
旧字:唐樣
読み方割合
からよう66.7%
からやう13.3%
もろこしやう6.7%
もろこしよう6.7%
モロコシヤウ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栄二は芳古堂で十年も手習いをし続け、朋輩ほうばいの中では上手の内にかぞえられていた。彼は広沢こうたく菱湖りょうこが好きであり、唐様からようも和様も本筋に習った。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
たなからちる牡丹ぼたもちものよ、唐様からやうたくみなる三代目さんだいめよ、浮木ふぼくをさがす盲目めくらかめよ、人参にんじんんでくびく〻らんとする白痴たはけものよ、いわしあたま信心しん/″\するお怜悧りこうれんよ、くものぼるをねが蚯蚓み〻ずともがら
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
其飛鳥都すら、高天原広野姫尊様たかまのはらひろぬひめのみことさまの思召しで、其から一里北の藤井个原に遷され、藤原都と名を替へて新しい唐様もろこしやうのきら/\しさを尽した宮殿が建ち並ぶ事になつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其飛鳥の都も、高天原広野姫尊様たかまのはらひろぬひめのみことさま思召おぼしめしで、其から一里北の藤井原に遷され、藤原の都と名を替えて、新しい唐様もろこしよう端正きらきらしさを尽した宮殿が、建ち並ぶ様になった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
其飛鳥の都も、高天原広野姫尊様タカマノハラヒロヌヒメノミコトサマの思召しで、其から一里北の藤井个原に遷され、藤原の都と名を替へて、新しい唐様モロコシヤウ端正キラキラしさを尽した宮殿が、建ち並ぶ様になつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)