“からよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
唐様100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば上等士族は習字にも唐様からようを学び、下等士族は御家流おいえりゅうを書き、世上一般の気風にてこれを評すれば、字の巧拙こうせつを問わずして御家流をば俗様ぞくようとしていやしみ
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
取り入れたらしい趣があると思えば、唐様からようのよいところもとりれ、しかもそれをみな日本化しておられる
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なお親のすねをかじって安逸に世を渡る息子、祖父の造った身代を受け継ぎながら道楽をつくして、ついに売家と唐様からようで書く孫などは、実に人間社会の特産物である。
動物の私有財産 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)