“もろこしよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唐土様50.0%
唐様50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうしてつむめた藕糸は、皆一纏ひとまとめにして、寺々に納めようと、言うのである。寺には、其々それそれ技女ぎじょが居て、其糸で、唐土様もろこしようと言うよりも、天竺風てんじくふうな織物に織りあげる、と言う評判であった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
其飛鳥の都も、高天原広野姫尊様たかまのはらひろぬひめのみことさま思召おぼしめしで、其から一里北の藤井原に遷され、藤原の都と名を替えて、新しい唐様もろこしよう端正きらきらしさを尽した宮殿が、建ち並ぶ様になった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)