“唐樣”のいろいろな読み方と例文
新字:唐様
読み方割合
モロコシヤウ66.7%
からやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其飛鳥の都も、高天原廣野姫尊樣タカマノハラヒロヌヒメノミコトサマの思召しで、其から一里北の藤井个原に遷され、藤原の都と名を替へて、新しい唐樣モロコシヤウ端正キラヽヽしさを盡した宮殿が、建ち竝ぶ樣になつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
其飛鳥の都も、高天原廣野姫尊樣タカマノハラヒロヌヒメノミコトサマの思召しで、其から一里北の藤井个原に遷され、藤原の都と名を替へて、新しい唐樣モロコシヤウ端正キラヽヽしさを盡した宮殿が、建ち竝ぶ樣になつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
響の音に應ずるやうに、物々しい返事と一緒に戸口の障子を開けたのは、四十五六とも見える青髯の武張つた浪人、門札を見ると、岩根半藏と唐樣からやうの四角な文字で書いてあるのも人柄が忍ばれます。