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初松魚
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はつがつお
ふりがな文庫
“
初松魚
(
はつがつお
)” の例文
とうとうある晩、やってきた杉大門の主人をつかまえて、
初松魚
(
はつがつお
)
の銀作りを肴に冷酒やりながら猫足の膳を挟んで圓生はいいだした。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
初代が『
初松魚
(
はつがつお
)
伊勢屋の前をすぐ通り』二代目へ来て『二代目の伊勢屋の前に初松魚』、三代目となると『売家と
唐様
(
からよう
)
で書く三代目』という川柳の通りに
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
また別に
初松魚
(
はつがつお
)
などを珍重して、借金を質に入れてまで馬鹿な金を出して、それを買って食うという様な気風も単に江戸ッ子としての
見栄
(
みえ
)
から来て居るのではない
百姓弥之助の話:01 第一冊 植民地の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
鎌倉を活きて出でけん
初松魚
(
はつがつお
)
の魚河岸についたとあれば、棒手ふりまでが気勢いにきおって、勇み肌の胸もはだけたまま、向鉢巻の景気よく、宙を飛んで市中を呼び歩く。
残されたる江戸
(新字新仮名)
/
柴田流星
(著)
もし洗ひ鯉に代ふるに
初松魚
(
はつがつお
)
を以てせんか、いよいよ以て純粋の月並調となるべし。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
「そういえば、もう
初松魚
(
はつがつお
)
も出る時分だ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
目に青葉山
郭公
(
ほととぎす
)
初松魚
(
はつがつお
)
素堂
俳句とはどんなものか
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
“初”で始まる語句
初
初心
初々
初手
初夏
初春
初陣
初秋
初午
初旬