“初午”の読み方と例文
読み方割合
はつうま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
界隈かいわいの若いのをおだてて、妻戀稻荷つまこひいなりの後ろの大野屋を借り受け、初午はつうまの日に世直しの稻荷祭りの大騷ぎをやらかさうといふたくらみだ
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
九州の各地には二月の初午はつうまに対して、十一月の初午にも家の稲荷いなりの祭をしているが、これもその一つの現われかもしれない。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「決して悪く云ったのじゃない。……これで地口行燈じぐちあんどんが五つ六つあってごらん。——横露地の初午はつうまじゃないか。お祭のようだと祝ったんだよ。」
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)