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初松魚
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はつがつを
ふりがな文庫
“
初松魚
(
はつがつを
)” の例文
塩鯛の歯ぐきも寒し魚の
店
(
たな
)
。此句、翁曰、心づかひせずと句になるものを、自讃に足らずとなり。又かまくらを
生
(
いき
)
て出でけん
初松魚
(
はつがつを
)
と云ふこそ心の
骨折
(
ほねをり
)
人の知らぬ所なり。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
糶呉服
(
せりごふく
)
を
借
(
か
)
りたのさへ
返
(
かへ
)
さない……にも
拘
(
かゝは
)
らず、
鯱
(
しやち
)
に
對
(
たい
)
して、
錢
(
もん
)
なしでは、
初松魚
(
はつがつを
)
……とまでも
行
(
ゆ
)
かないでも、
夕河岸
(
ゆふがし
)
の
小鰺
(
こあぢ
)
の
顏
(
かほ
)
が
立
(
た
)
たない、とかうさへ
言
(
い
)
へば「あいよ。」と
言
(
い
)
ふ。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
“初”で始まる語句
初
初心
初々
初手
初夏
初春
初陣
初秋
初午
初旬