“泡盛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわもり90.9%
あはもり9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明くれば元旦というわけで、正月付の手紙だったか電報だったかを、彼の北の端の岬の若夫婦に出し、泡盛あわもりを送ってやった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
昼夜銀行の横を曲って、泡盛あわもり屋の前をはいった紅殻べんがら塗りの小さいアパート。二階の七番と教えられて扉を叩く。何もないがらんとした部屋なり。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
片肌かたはだぬぎに團扇うちわづかひしながら大盃おほさかづき泡盛あはもりをなみ/\とがせて、さかなは好物こうぶつ蒲燒かばやき表町おもてまちのむさしへあらいところをとのあつらへ、うけたまわりてゆく使つかばん信如しんによやくなるに、そのやなることほねにしみて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)