“雨蛙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまがえる64.7%
あまがへる35.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(この「小説八宗」は『雨蛙あまがえる』の巻尾に載っておる。)それ故、この皮肉を売物にしている男がドンナ手紙をくれたかと思って
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
永年問題になっていた私の時鳥ほととぎすが確定したこと、次にはまた七八年も前から、初夏の夕方には時々家のまわりで鳴くのを、雨蛙あまがえるの一種かなどと思っていたのが
雨蛙あまがへる青蛙あをがへるが、そんなはなわざはしなからうとおもつたが——勿論もちろん、それだけに、ふた嚴重げんぢうでなしにすきがあればあつたのであらう。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そして雨蛙あまがへるが幹によぢ登る時と同じやうに、手と足とを伸したり縮めたりして、だん/\上へ上へと登つて行きました。
かぶと虫 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)