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あまがえる
ふりがな文庫
“あまがえる”の漢字の書き方と例文
語句
割合
雨蛙
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨蛙
(逆引き)
死ねば天堂へ行かれる、未来は
雨蛙
(
あまがえる
)
といっしょに蓮の葉に往生ができるから、この世で善行をしようという下卑た考と一般の論法で、それよりもなお一層
陋劣
(
ろうれつ
)
な考だ。
倫敦消息
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
丘の斜面から聞えてくるウィッパーウィル
(原註)
の鳴く声。
雨蛙
(
あまがえる
)
の不吉な声は
嵐
(
あらし
)
の前ぶれだ。
梟
(
ふくろう
)
のさびしい声。突然しげみの中でがさがさいうのは、鳥がおどろいて巣から飛びたつ音だ。
スリーピー・ホローの伝説:故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
朝夕の散歩に千恵子はいつもその日本アルプスの山々を眺め胸をはっているのに、ミネの方は足下の高山植物や、小さな
雨蛙
(
あまがえる
)
が八ツ手の葉の上で昼寝している姿のおかしさばかりが目についた。
妻の座
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
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