“雨傘”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あまがさ95.8%
あべがさ4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と節子はわざと格子戸こうしどの外で雨傘あまがさを手にしながら言って見せて、玄関先まで一緒に出て見た彼の方を一寸ちょっと振向いた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
庸三は銀座のいたところに和髪とも洋髪ともつかない葉子独特の髪で、紺の雨傘あまがさをさして、春雨のなかを歩いている彼女の幻を追っていた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
けれども、たとい他の者は皆雨傘あまがさの下にいようとも、恋人らがながめる幸福の蒼天そうてんは、常に空の片すみに残ってるものである。
「どうもそうらしいんだ。黒い羽織を着て雨傘あまがさを差して、手に包みか何かもっているらしかった。原稿書きに行ったんかもしれない。」
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
僕がちょうど濡れた雨傘あまがさを持って部屋へはいって行ったもんですから、先生は自分でそいつを僕の手から奪い取るようにして玄関に持って行かれました。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)