“青蛙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおがえる77.8%
あをがへる11.1%
おをがへる5.6%
せいあ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今夜、フランス製、百にちかい青蛙あおがえるあそんでいる模様の、紅とみどりの絹笠かぶせた電気スタンドを、十二円すこしで買いました。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
雨蛙あまがへる青蛙あをがへるが、そんなはなわざはしなからうとおもつたが——勿論もちろん、それだけに、ふた嚴重げんぢうでなしにすきがあればあつたのであらう。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
山かげの君がいほりの跡どころかへであかれり青蛙おをがへる鳴き
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
の中のかわずという意味で、井蛙せいあと号する人はめずらしくないが、青いという字をかぶらせた青蛙せいあの号はすくないらしい。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)