青蛙あをがへる)” の例文
雨蛙あまがへる青蛙あをがへるが、そんなはなわざはしなからうとおもつたが——勿論もちろん、それだけに、ふた嚴重げんぢうでなしにすきがあればあつたのであらう。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この夏や真間の継橋朝なさなゆきかへりきく青蛙あをがへるのこゑ
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
菅畳すがだたみ今朝けささやさやし風に吹かれび軽ろき青蛙あをがへる一つ
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)