“狼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおかみ71.8%
おほかみ20.5%
オイノ1.9%
おいの1.3%
ウルフ1.3%
あわ0.6%
おいぬ0.6%
おゝかみ0.6%
ろう0.6%
オカミ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このため義貞は前面の苦戦のうえ、さらに後門こうもんおおかみにもそなえをはずせず、ついにさいごまで加古川の陣地を払うことができなかった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これからはいよ/\おたみどの大役たいやくなり、前門ぜんもんとら後門こうもんおほかみみぎにもひだりにもこわらしきやつおほをか、あたら美玉びぎよくきずをつけたまふは
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
オイノは、どうしたらいゝか困つたといふやうにしばらくきよろ/\してゐましたが、たうとうみんないちどに森のもつと奥の方へ逃げて行きました。
狼森と笊森、盗森 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
おいのどもは一ぺんにはねあがりました。雪わらすは顔いろも青ざめ、くちびるも結ばれ、帽子も飛んでしまひました。
水仙月の四日 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
それから三時頃眼をさまして、羽根布団の中で焼き林檎りんごを喰べていると、いつの間に這入って来たのか、ウルフが枕元に突立っていた。
ココナットの実 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
両手を、畳に下そうとすると、浪路はあわてて
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
おいぬ三六—四二
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
もとからせていた父は、一層痩せて眼が落ちくぼみ、銀色のひげをぼう/\と生やして、今までていたのが起きたところらしく、おゝかみのような恰好かっこうをして枕もとにすわっていたが
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それを野犬が、向うじゃろうと言ってたが、やはり野犬ですな。掘り出してくわえて河床に持って来たんだ。何かの事情で、犬はその腕をそこに置き去りにしたんだね。
狂い凧 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
宏子は、客間へとんでゆきたい自分の心をやっと押えながら、ああちゃーんと泣き立てる弟をおさえつけ、そんなに泣くと狼が来るわよとおどした。オカミいやーんと弟は泣く。
海流 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)