おいの)” の例文
おいのどもは一ぺんにはねあがりました。雪わらすは顔いろも青ざめ、くちびるも結ばれ、帽子も飛んでしまひました。
水仙月の四日 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
おいのどもは一ぺんにはねあがりました。雪わらすは顔いろも青ざめ、くちびるも結ばれ、帽子も飛んでしまいました。
水仙月の四日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
雪童子ゆきわらすは革むちをわきの下にはさみ、堅く腕を組み、くちびるを結んで、その風の吹いて来る方をじつと見てゐました。おいのどもも、まつすぐに首をのばして、しきりにそつちを望みました。
水仙月の四日 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
おいのどもが気ちがひのやうにかけめぐり、黒い足は雪雲の間からちらちらしました。
水仙月の四日 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
おいのどもが気ちがいのようにかけめぐり、黒い足は雪雲の間からちらちらしました。
水仙月の四日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
雪童子らは、めいめい自分のおいのをつれて、はじめてお互挨拶しました。
水仙月の四日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)