『水仙月の四日』
雪婆んごは、遠くへ出かけて居りました。 猫のやうな耳をもち、ぼやぼやした灰いろの髪をした雪婆んごは、西の山脈の、ちぢれたぎらぎらの雲を越えて、遠くへでかけてゐたのです。 ひとりの子供が、赤い毛布にくるまつて、しきりにカリメラのことを考へなが …
著者 | 宮沢賢治 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924(大正13)年12月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約12分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約20分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
頬
狼
水車
毛布
面
埋
黄金
水仙
桔梗
焔
藍
心
群青
疋
居
革鞭
研
介殻
苹果
稜
猫
瞳
裾
西北
赤
軋
鍋
闇
雪婆
雪狼
霽
頸
馳
木炭
云
叱
吼
呉
唇
噛
尖
山裾
弾丸
挨拶
睡
林檎
栗
烈
烟
焚
九疋
琥珀
白熊
白髪
百合
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