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ウルフ
ふりがな文庫
“ウルフ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:
うるふ
語句
割合
狼
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狼
(逆引き)
それから三時頃眼をさまして、羽根布団の中で焼き
林檎
(
りんご
)
を喰べていると、いつの間に這入って来たのか、
狼
(
ウルフ
)
が枕元に突立っていた。
ココナットの実
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「茨城県磯崎に『
狼
(
ウルフ
)
』の巣を見付け出したのは、何といっても
驚嘆
(
きょうたん
)
すべきお手柄だ」草津大尉は、前方を注視しながら、
独言
(
ひとりごと
)
のように云った。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「そうですわ。そこへ、
紅子
(
べにこ
)
さんという、浅草の不良モガが、一人でやって来たのよ。
狼
(
ウルフ
)
は、紅子さんと、手を取って、帰って行きましたわよ」
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
妾がこう云って笑った時の
狼
(
ウルフ
)
の顔ったらなかった。蒼白く並んだ
肋骨
(
ろっこつ
)
を、鬼火のように波打たして、おびえ切ったウツロ
眼
(
め
)
から
泪
(
なみだ
)
をポトリポトリと落しはじめた。
ココナットの実
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
それを合図のように、飛行機は、又
漠々
(
ばくばく
)
たるプロペラの響をあげ、
呆気
(
あっけ
)
にとられている「
狼
(
ウルフ
)
」の一団を尻目に、悠々と空中へ舞い上っていった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
寝台の向う側に妾の爪先とスレスレにかしこまったまま、それこそ
狼
(
ウルフ
)
ソックリのアバラ骨を薄い皮膚の下で上げたり下げたりして、一生懸命に
咳
(
せき
)
を押え押えしていた。
ココナットの実
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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