“おほかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
78.0%
大神19.5%
大上2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「又新造ですかえ、——今日は、そんな氣樂な話ぢやありません。江戸の眞ん中におほかみが出て、若い娘を追ひ廻すつて話をお聽きですか」
福徳の大神おほかみに祈誓をかけたからで、その證據にはあの男が繪を描いてゐる所を、そつと物陰ものかげから覗いて見ると必ず陰々として靈狐の姿が、一匹ならず前後左右に
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
駿河國志太郡するがのくにしだごほり島田驛で桑原氏の家は驛の西端、置鹽氏の家は驛の東方にあつた。土地の人は彼を大上おほかみと云ひ、此を大下おほしもと云つた。苾堂は大上の檀那だんなと呼ばれてゐた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)