大神おほかみ)” の例文
かれ出雲いづもに到りまして、大神おほかみを拜みへて、還り上ります時に、の河一八の中に黒樔くろすの橋一九を作り、假宮を仕へまつりて、さしめき。
福徳の大神おほかみに祈誓をかけたからで、その證據にはあの男が繪を描いてゐる所を、そつと物陰ものかげから覗いて見ると必ず陰々として靈狐の姿が、一匹ならず前後左右に
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
畏くもわが大神おほかみともちいつく赤きこころをしく思ほせ (同)
愛国歌小観 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
猛くまつらふ銀弓の大神おほかみ、われをきこしめせ
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
そは玄妙げんめうの、靜寧せいねいの「」の大神おほかみ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
大神おほかみの手のたくみぞと
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
ここに天皇愁歎うれへたまひて、神牀かむとこにましましける夜に、大物主おほものぬし大神おほかみ、御夢に顯はれてのりたまひしく
福徳の大神おほかみ祈誓きせいをかけたからで、その証拠にはあの男が絵を描いてゐる所を、そつと物陰ものかげから覗いて見ると、必ず陰々として霊狐の姿が、一匹ならず前後左右に
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そは玄妙の、静寧せいねいの「死」の大神おほかみ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)