“大神楽”の読み方と例文
読み方割合
だいかぐら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「暮といえば、去年の暮に僕は実に不思議な経験をしたよ」と迷亭が煙管きせる大神楽だいかぐらのごとく指のさきで廻わす。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
葛西かさいから婿に来る前は、大神楽だいかぐらの一座にいたそうで、道化は天稟の名人、潮吹ひょっとこの面を冠って、倶利迦羅紋々くりからもんもんの素肌を自慢の勇みの間に交り、二つの扇を持って
大神楽だいかぐらの増鏡磯吉、綱渡りの勝代、曲芸の玉本梅玉あたりを一座として、日本の朝野ちょうやがまだ眠っている時分に、世界の大舞台へ押出した遊芸人の一行があります。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)