“神楽師”の読み方と例文
読み方割合
かぐらし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葛飾かつしかにそだって、父親はゆうめいなお神楽師かぐらし、虎吉は小さいときから神楽笛を吹きなれて、それがまた、非凡の腕まえだったのです。
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
よく考えてみると、それそれ、これは先日、武州の高尾山の宿坊で七兵衛と泊り合わせた神楽師かぐらしの一行の中の長老株の男でありました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伊兵衛は例の阿佐ヶ谷組の神楽師かぐらしの仲間にまじって、いかにもいい気持そうに、また得意げに、笛の高音を張りあげております。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)