“灰神楽”の読み方と例文
読み方割合
はいかぐら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぱっとあがった灰神楽はいかぐら、富五郎が蹴った煙草盆を逃げて跳り上った釘抜藤吉、足の開きがそのままかなってお玉が池免許直伝は車返くるまがえしの構え。
灰神楽はいかぐらがドッと渦巻き起って部屋中が真白になった。思わず飛退とびのいた巡査たちが、気が付いた次の瞬間にはモウ銀次と小女の姿が部長室から消え失せていた。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
といいながら顛覆ひっくりかえしましたから、ばっと灰神楽はいかぐらあがりまして、真暗まっくらになりました。なれども角力取大様おおようなもので、胡坐あぐらをかいたなり立上りも致しません。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)