“大様”のいろいろな読み方と例文
旧字:大樣
読み方割合
おおよう68.3%
おほやう17.1%
おうよう9.8%
オホヤウ4.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし久兵衛がまぐろの選択をさらにさらにげんにし、切り方を大様おおように現在の倍くらいに切ったとしたら、それこそ天下無敵であろう。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
半白の頬鬚ほほひげを蓄へた主人役の伯爵が、胸間に幾つかの勲章を帯びて、路易ルイ十五世式の装ひをらした年上の伯爵夫人と一しよに、大様おほやうに客を迎へてゐた。
舞踏会 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それでいて山水遠近の配置が決して単調でなく、大様おうようで少しもせせこましくない変化を豊富に示している。
札幌まで (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
大様オホヤウは、徳川の初めにはまとい・馬印をごつちやにし、其中頃には、ばれんが馬印の、又の名と言ふ風になつて来たのだ。
まといの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)