“頬鬚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほおひげ61.1%
ほほひげ27.8%
ほゝひげ5.6%
ほうひげ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年はもう五十を越しているのであろう、鉄縁てつぶちのパンス・ネエをかけた、鶏のように顔の赤い、短い頬鬚ほおひげのある仏蘭西フランス人である。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
濃い眉毛、黒い大きな頬鬚ほほひげ、ぎろりとした目、下半面がつき出た顔、そしてそれらの上に言葉に現わせない落ち着いた様子が漂っていた。
いたつて元氣げんきな、壯健さうけんな、立派りつぱしろ頬鬚ほゝひげの、快活くわいくわつ大聲おほごゑの、しかい、感情かんじやうふか人間にんげんである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
面白おもしろい/\。』と武村兵曹たけむらへいそう頬鬚ほうひげでた。