“ほおひげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頬髯66.7%
頬鬚20.4%
頬髭9.3%
3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焚火の前には彼より先に熊の胴服を寛々と着て小手こて脛当すねあてで身をよろった、頬髯ほおひげの黒い、総髪の一人の荒武者が腰かけていたが、数馬
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いたって元気げんきな、壮健そうけんな、立派りっぱしろ頬鬚ほおひげの、快活かいかつ大声おおごえの、しかもい、感情かんじょうふか人間にんげんである。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そのとき、ふと嘉三郎は、昨日、頬髭ほおひげ逆剃さかぞりをしていないのに気がついた。彼は髭を捻りながら立ち上がった。
栗の花の咲くころ (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
王いわく「吾子よ汝は善くした、それじゃ彼のほおひげを数え見よ、汝も知る通りすべて三九二十七毛あるはずだ、一つでも足らなんだら汝はわしに布二匹をはらわにゃならぬ」