“孤”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひと39.6%
みなしご31.3%
12.5%
ひとり8.3%
みな4.2%
みひとつ2.1%
わし2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“孤”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
文学 > 英米文学 > 詩57.1%
文学 > ドイツ文学 > 詩30.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「大いにあるのよ。母様には、恋愛なんかから超越して、ひとり高く浄しというような、私を見ているのが趣味なようなところがあるのよ」
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ただ向うに見える一点の灯火ともしびが、今夜の運命を決するひとであると覚悟して、寂寞せきばくたる原を真直まっすぐに横切った。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
當時わがいよ/\まことのみなしごになりしをば、まだくも思ひ得ざりしかど、わが穉き心にも、唯だ何となく物悲しかりき。
あはれなるみなしごひとり置くべきにあらずとて、迎取られしを喜びしこと、今おもひ出しても口惜くやしきほどなり。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
いやいや徳はならずで、貴公がそれがしの旧主、鴻家こうけの姫を助けだしてくれた義心に対して、自分も義をもってお答え申したのみです。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十九句から成っている彼の座右銘「独行道どっこうどう」は、つぶさに見ると、まったくそのものである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頼朝はふと、その眸を、廂ごしの空から自分の傍らへ振向けた。よよと、ひとりで泣いている者があったからである。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われたゞひとりとなりぬ。君の御前みまへでては、更に新らしきわが身のおもひして、
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
娘は、けばけばしい色の新しい靴下を穿いて、それを使い古したリボンで結いて留めていましたが、娘はみなし児で暮しに困ったため、その晩はじめてそんな処に立ったのでした。
イワンとイワンの兄 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
「赤坂の築城はむだだ。——地形、兵糧からみても百日とはささえがたい。よしまた守りえても、笠置がたん。——笠置が陥ちたあとの赤坂城はみなし児にもひとしかろう」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むしろ我がみひとつ煢然けいぜんたる影をも納めて、野に山に棄つるがごとく、絶所
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
王問う「吾子よ何故汝はこの人(豹)を殺したか」、豹殺しこたう「彼は甚だ危険な人で王の民の羊や鶏を夥しく殺しました」、王いわく「吾子よ汝は善くした、それじゃ彼のほおひげを数え見よ、汝も知る通りすべて三九二十七毛あるはずだ、一つでも足らなんだら汝はわしに布二匹をはらわにゃならぬ」