“孤(みな)” の例文
「赤坂の築城はむだだ。——地形、兵糧からみても百日とは支(ささ)えがたい。よしまた守りえても、笠置が保(も)たん。——笠置が陥ちたあとの赤坂城は孤(みな)し児にもひとしかろう」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
娘は、けばけばしい色の新しい靴下を穿いて、それを使い古したリボンで結いて留めていましたが、娘は孤(みな)し児で暮しに困ったため、その晩はじめてそんな処に立ったのでした。
イワンとイワンの兄 (新字新仮名) / 渡辺温(著)