“孤子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなしご90.9%
こじ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
跡にはその時二歳ふたつになる孤子みなしごの三郎が残っていたので民部もそれを見て不愍ふびんに思い、引き取って育てる内に二年の後忍藻が生まれた。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
「いや、その孤子みなしごの将来も、御身に託せば安心じゃ。どうかあの至らぬ子らを扶け、荊州の国は御身が受け継いでくれるように」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
端的にいえば、彼女等は両親も知らぬ孤子こじ、又は金に売られた貧民の子供だったのだ。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)