“遺孤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いこ86.7%
みなしご6.7%
ゐこ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「後三国志」こそは、玄徳の遺孤いこを奉じて、五丈原頭に倒れる日まで忠涙義血に生涯した諸葛孔明が中心となるものである。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遺孤みなしごの寄託、大業の達成。——寝ても醒めても「先帝の遺詔いしょう」にこたえんとする権化ごんげのすがたこそ、それからの孔明の全生活、全人格であった。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その方が、安城渡あんじやうとの激戰に戰死された松崎大尉の遺孤ゐこだつたのだ。
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)