“遺漏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろう92.3%
ぬかり3.8%
ゐろう3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遺憾(いかん)ながらこのたびも、遂に、弦之丞を討ち洩らしたが、次の機会には、必ずこの遺漏(いろう)の不名誉をすすぎまする、という申しわけだ。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
但(ただ)し富岡老人に話されるには余程(よほど)よき機会(おり)を見て貰いたい、無暗(むやみ)に急ぐと却て失敗する、この辺は貴所に於(おい)て決して遺漏(ぬかり)はないと信ずるが
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
微力其任に堪へずと雖も、当代の人目を聳動(しようどう)したる雄篇鉅作(くさく)は問ふを待たず、治(あまね)く江湖に散佚(さんいつ)せる万顆(ばんくわ)の零玉(れいぎよく)細珠(さいしゆ)を集め、一も遺漏(ゐろう)無からんことを期せり。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)