“万遺漏”の読み方と例文
読み方割合
ばんいろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
踊手達は、司会者の万遺漏なき心くばりを感じながら、しかし無言のまま、一対ずつ手をとり合って、その部屋へ入るのでした。
覆面の舞踏者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
万遺漏なしと不意に侵入して家内を捜索すると、おどろいたことには家人のほかに客一人いずに、家の中はがらんどうで、家族は今の今まで眠っていたらしかった。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
万遺漏のないお役所の書類にもちょいちょい抜目があるものですね。変な云い方ですが、戸籍謄本には人が生きていることを証明する力はないのです。
幽霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)