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万斛
ふりがな文庫
“万斛”の読み方と例文
旧字:
萬斛
読み方
割合
ばんこく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばんこく
(逆引き)
そんな者よりは、俊基にすれば、自分の身代りに捕われて行ったと聞く船木頼春の方へ、この宵は、
万斛
(
ばんこく
)
の涙を覚えていたに違いない。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私は、この深谷の幾千本針の針葉樹よりも、はた幾
万斛
(
ばんこく
)
の水よりも、一寸の魚が、谷の感情を支配していないとは言えなかった。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
しかるをなお強いて「戯れに」と題せざるべからざるもの、その裏面には実に
万斛
(
ばんこく
)
の
涕涙
(
ているい
)
を
湛
(
たた
)
うるを見るなり。
吁
(
ああ
)
この不遇の人、不遇の歌。
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
万斛(ばんこく)の例文をもっと
(35作品)
見る
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
斛
漢検1級
部首:⽃
11画
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