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涕涙
ふりがな文庫
“涕涙”の読み方と例文
読み方
割合
ているい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ているい
(逆引き)
しかるをなお強いて「戯れに」と題せざるべからざるもの、その裏面には実に
万斛
(
ばんこく
)
の
涕涙
(
ているい
)
を
湛
(
たた
)
うるを見るなり。
吁
(
ああ
)
この不遇の人、不遇の歌。
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
毎晩、娘の部屋をひそかに訪問して、跪ずき、
涕涙
(
ているい
)
し、合掌して懇願していると消息通の噂になっていたほどだ。
明治開化 安吾捕物:02 その一 舞踏会殺人事件
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
これを
粥
(
かゆ
)
としまた
鰹節
(
かつぶし
)
を
煮出
(
にだ
)
して
用
(
もちう
)
れば大に
裨益
(
ひえき
)
あればとて、
即時
(
そくじ
)
、
价
(
しもべ
)
を
馳
(
は
)
せて
贈
(
おく
)
られたるなど、余は
感泣
(
かんきゅう
)
措
(
お
)
くこと
能
(
あた
)
わず、
涕涙
(
ているい
)
しばしば
被
(
ひ
)
を
沾
(
うるお
)
したり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
涕涙(ているい)の例文をもっと
(13作品)
見る
涕
漢検1級
部首:⽔
10画
涙
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“涕”で始まる語句
涕
涕泣
涕垂
涕汁
涕泗
“涕涙”のふりがなが多い著者
鈴木大拙
牧野富太郎
倉田百三
吉川英治
正岡子規
夏目漱石
坂口安吾