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ているい
ふりがな文庫
“ているい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
涕涙
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
涕涙
(逆引き)
只何故とも知らずに「
涕涙
(
ているい
)
こぼるる」である。こうなると報酬の念が出なくなる。近代文化の大禍害を癒やし得る最上の良薬はこの無報酬の念でなくてはならぬ。
僧堂教育論
(新字新仮名)
/
鈴木大拙
(著)
彼らが題せる一字一画は、
号泣
(
ごうきゅう
)
、
涕涙
(
ているい
)
、その他すべて自然の許す限りの
排悶的
(
はいもんてき
)
手段を尽したる
後
(
のち
)
なお
飽
(
あ
)
く事を知らざる本能の要求に余儀なくせられたる結果であろう。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
けれど、それは、純友の
十八番
(
おはこ
)
なのだ。酔えば必ず出る語気や
涕涙
(
ているい
)
であって、叡山の日と限ったことではない。ひとつの
慷慨癖
(
こうがいへき
)
だろうくらいに将門は受けとっていた。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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