“感泣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんきゅう90.0%
かんきふ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大原「ウムありがとう。ありがたい事は実にありがたくって僕も昨日きのうから君らの恩に感泣かんきゅうしているがね、少々ここに困った事があるテ」
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「成政こと、切腹をも、お申しつけられるべきのところ、御寛大なお沙汰をうけ、感泣かんきゅうしておりまする。過去は水にながして、何とぞ以後も」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はれて權藏ごんざうは、『わかりました、難有ありがたぞんじます』とつたぎり、感泣かんきふしてしばらくはあたま得上えあげませんでした。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)