“煮出”の読み方と例文
読み方割合
にだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梅干の餡は梅干の酸味(すみ)をよく煮出(にだ)してその汁(つゆ)へ少しお酒を加えて葛(くず)を溶き込んでドロドロにしたのです。梅餡は何にかけても美味(おいしゅ)うございます
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
これを粥(かゆ)としまた鰹節(かつぶし)を煮出(にだ)して用(もちう)れば大に裨益(ひえき)あればとて、即時(そくじ)、价(しもべ)を馳(は)せて贈(おく)られたるなど、余は感泣(かんきゅう)措(お)くこと能(あた)わず、涕涙(ているい)しばしば被(ひ)を沾(うるお)したり。
昼間でも、太陽を忘れているような、生気(せいき)のない膳部番や、料理人や、老いたるお賄頭(まかないがしら)が、十年一日の如く、昆布(こぶ)の煮出(にだ)し汁(じる)のにおいの中に住んでいる。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)