“にだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荷駄72.0%
煮出20.0%
煎出4.0%
煑出4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初の時は、新植民地に要する生活要品を買いととのえる荷駄にだの宰領として頼まれて、明るく長浜へ下りて来ました。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これをかゆとしまた鰹節かつぶし煮出にだしてもちうれば大に裨益ひえきあればとて、即時そくじしもべせておくられたるなど、余は感泣かんきゅうくことあたわず、涕涙ているいしばしばうるおしたり。
第七 茶粥ちゃかゆ と申すのはいたって淡泊なもので、これは最初によくほうじた番茶を袋に入れて水と一緒いっしょによく煎出にだして一旦いったんその袋をげます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
さうして御米およねかしてゐるうちに、煑出にだしをこしらえるとかつて、しきりに鰹節かつぶしいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)