“鰹節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつおぶし59.1%
かつぶし29.5%
かつをぶし8.0%
おかか2.3%
ふし1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのときの進物が鰹節(かつおぶし)一連で、それがあまりに軽少すぎたという理由のために上野介の憎悪を買ったことに原因すると言われている。
本所松坂町 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
亥「冗談じゃアねえ知らしてくれゝば嗅(くせ)え鰹節(かつぶし)の一本か酢(すっ)ぺい酒の一杯(いっぺい)でも持って、旦那お芽出度(めでと)うござえやすと云って来たものを」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
鰹節(かつをぶし)大(だい)の立派な伽羅の木を見せられた事があつたが、仏蘭西(フランス)語では、ボア・ド・エーグルと云ふのだと、部長のモーラン氏に教へられた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
すると妻は、あなたついでに鼠を追って、鰹節(おかか)をしまって下されば好いのにと少し不平がましく云った。自分もそうすれば好かったとこの時始めて気がついた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と不足らしい顔つきして女を見送りしが、何が眼につきしや急にショゲて黙然(だんまり)になって抽斗を開(あ)け、小刀(こがたな)と鰹節(ふし)とを取り出したる男は、鰹節(ふし)の亀節(かめぶし)という小(ちさ)きものなるを見て
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)