“酢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
87.3%
すっ3.8%
すし3.8%
すつ2.5%
1.3%
ヴィネガー1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
... 料理する時何故あるいはレモン汁を使うかという問題は」中川「それは魚の血液がアルカリ性であるから酸類と中和させるのだ」
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
亥「冗談じゃアねえ知らしてくれゝばくせ鰹節かつぶしの一本かすっぺい酒の一杯いっぺいでも持って、旦那お芽出度めでとうござえやすと云って来たものを」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
この一枚の十円札もこう云う楽書の作者にはただすしにでもするかどうかを迷わせただけに過ぎなかったのであろう。
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
平次の後ろに、金之丞がすつぱい顏をして立つてゐたのです。
「お化けくらゐは三杯で喰ひさうな、あの達者な妾のお吉が、裸體はだかで不忍の池に飛び込んで死んでゐるから驚くぢやありませんか」
一七一七年の聖書は、オックスフォードのクラレンドン版であるが、ロカ伝第二十の葡萄畑の寓話のくだりに、葡萄畑ヴィンヤードとあるべきところがヴィネガーとなっている。
愛書癖 (新字新仮名) / 辰野隆(著)