“橙酢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいだいず50.0%
とうす50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その衣で鰯を包んでバターなりサラダ油なり手製のヘットなりで揚げて一人前に二つ位ずつ橙酢だいだいずでもかけて出します。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
好い時分に取出して水の中で紙を取ってよく洗って指で根元から裂いて皿へ入れてそれへお醤油したじ橙酢だいだいずをかけて戴きます、橙がなければゆず醤油でも構いません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
白焼きの橙酢とうす、から揚げ、ふらい、椀種、味噌田楽。何にしてもおいしい。チリ鍋にしようものなら思わず晩酌を過ごす。
榛名湖の公魚釣り (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
食べるとき、醤油のなかへ橙酢とうすか姫柚子ゆずの一滴を落とせば、素晴らしく味が結構となるのだ。また一夜、一塩に漬けて置いた鰡を、翌日風干しに干して、焼いて食べると、甚だいける。
蜻蛉返り (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)