“三杯酢”の読み方と例文
読み方割合
さんばいず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半蔵も着物を改めて来て簡素なのしめぜんの前にかしこまった。焼き海苔のり柚味噌ゆずみそ、それに牡蠣かき三杯酢さんばいずぐらいのはし休めで、さかずきのやりとりもはじまった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
... お猪口ちょこの中にあるのがそうですから一つ召上って下さい」中川「蕗味噌は結構ですね。私どもでは湯煮て三杯酢さんばいずにしたり、佃煮つくだににしたりしますが蕗味噌はどうします」
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
日本料理の南瓜の三杯酢さんばいずなんぞはあまり消化のい方でありません。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)