“柚味噌”の読み方と例文
読み方割合
ゆずみそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千住(せんじゅ)の名産寒鮒(かんぶな)の雀焼に川海老(かわえび)の串焼(くしやき)と今戸(いまど)名物の甘い甘い柚味噌(ゆずみそ)は、お茶漬(ちゃづけ)の時お妾が大好物(だいこうぶつ)のなくてはならぬ品物である。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
半蔵も着物を改めて来て簡素なのしめ膳(ぜん)の前にかしこまった。焼き海苔(のり)、柚味噌(ゆずみそ)、それに牡蠣(かき)の三杯酢(さんばいず)ぐらいの箸(はし)休めで、盃(さかずき)のやりとりもはじまった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
柚味噌(ゆずみそ)の看板の出て居る円徳院の門も、夜なので暗く静かにひそまり返って、東側の高台寺は高い石段の奥深く、更に又この静かな町からも遠く離れて眠って居る。
六日月 (新字新仮名) / 岩本素白(著)