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柚味噌
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ゆずみそ
ふりがな文庫
“
柚味噌
(
ゆずみそ
)” の例文
千住
(
せんじゅ
)
の名産
寒鮒
(
かんぶな
)
の雀焼に
川海老
(
かわえび
)
の
串焼
(
くしやき
)
と
今戸
(
いまど
)
名物の甘い甘い
柚味噌
(
ゆずみそ
)
は、お
茶漬
(
ちゃづけ
)
の時お妾が
大好物
(
だいこうぶつ
)
のなくてはならぬ品物である。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
半蔵も着物を改めて来て簡素なのしめ
膳
(
ぜん
)
の前にかしこまった。焼き
海苔
(
のり
)
、
柚味噌
(
ゆずみそ
)
、それに
牡蠣
(
かき
)
の
三杯酢
(
さんばいず
)
ぐらいの
箸
(
はし
)
休めで、
盃
(
さかずき
)
のやりとりもはじまった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
柚味噌
(
ゆずみそ
)
の看板の出て居る円徳院の門も、夜なので暗く静かにひそまり返って、東側の高台寺は高い石段の奥深く、更に又この静かな町からも遠く離れて眠って居る。
六日月
(新字新仮名)
/
岩本素白
(著)
蕪
(
かぶら
)
もうまい。京菜もうまい。葱もうまい。机の傍に円火鉢引寄せ書を読みながら
柚味噌
(
ゆずみそ
)
煮る楽しみも十二月である。
写況雑記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
柚
漢検準1級
部首:⽊
9画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
噌
漢検準1級
部首:⼝
15画
“柚味噌”で始まる語句
柚味噌会