“芽出度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めでた42.6%
めでたく25.5%
めでと12.8%
めでたい6.4%
めでて4.3%
めでとう4.3%
めでたけ2.1%
めでたし2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて是から文七とお久を夫婦に致し、主人が暖簾を分けて、麹町こうじまち六丁目へ文七元結の店を開いたというお芽出度めでたいお話でございます。
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
亥「わっち親父おやじですか、ちっとも知らねえ……お芽出たい処へ来て、こんな事を云ってはなんですが、親父は此の二月お芽出度めでたくなりました」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
亥「冗談じゃアねえ知らしてくれゝばくせ鰹節かつぶしの一本かすっぺい酒の一杯いっぺいでも持って、旦那お芽出度めでとうござえやすと云って来たものを」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今朝けさから、というより昨日きのうから、芽出度めでたい芽出度といって、何かにつけてはお酒を飲んでいるので、あんぽんたんはそれをまた心配していた。
それはなんにしても芽出度めでてえことだ、われも骨を折った甲斐があり、若旦那もなげえ間心配しんぺえをなすった甲斐があり、お嬢さまも吉原のような、あんな恐ろしい処へ身をいれて
「御結構が有ッたの……ヘエエー……それはマア何してもお芽出度めでとう御座いました」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
御介抱もうしたる甲斐かいありて今日の御床上とこあげ芽出度めでたい芽出度めでたけれど又もや此儘このまま御立おたちかと先刻さっきも台所で思い屈して居たるに、吉兵衛様御内儀が、珠運様との縁たくば其人様の髪一筋知れぬようにぬい
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
たつと共に手を携え肩をならべ優々と雲の上にゆきあとには白薔薇ホワイトローズにおいくんじて吉兵衛きちべえを初め一村の老幼芽出度めでたしとさゞめく声は天鼓を撃つごと
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)