“めでた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目出度72.9%
芽出度23.5%
1.2%
〻〻〻1.2%
微妙1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが日清にっしん戦争、連戦連勝、軍隊万歳、軍人でなければ夜も日も明けぬお目出度めでたいこととなって、そして自分の母といもととが堕落した。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
両親はすこぶる喜んで早速このよし先方さきへ通ずる、そこで、かたの如く月下氷人なこうどを入れて、芽出度めでたく三々九度も終ったというわけだ。
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
聞けば柳川夫人はもう臨月に間もない身体からだださうで、おめでたい訳である。
「へえ十三年にもなるかな。それはおめでたい。」
三日三晩村中呼んでの飲明のみあかしだの、「目出度めでた〻〻〻めでた若松様わかまつさまよ」の歌で十七の嫁入荷物を練込ねりこむなぞは、大々尽だいだいじんの家の事、大抵は万事手軽の田舎風
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
しばらく待ちたまえとてたちまちせぬ、さて出て来て暫く眼を閉じよという、教えのままに眠入ねいると思うほどに目を開けという、目を開けて見れば微妙めでたかざった門あり