“慶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろこ42.4%
けい21.2%
よろこび15.2%
めで9.1%
みめぐみ6.1%
めでた3.0%
めぐみ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自己の信仰の径路を思い廻らすとき、親鸞はそれが不思議にも弥陀の三願によって言い当てられていることを驚きかつよろこぶのである。
親鸞 (新字新仮名) / 三木清(著)
見れば、西門慶の体は、頭から脳漿のうしょうを出して伸びている。彼は、短剣を拾って、けいの首を掻き、金蓮の首をあわせて、袖ぐるみに横へ持った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
クルミさんは、日曜日を利用して、娘時代の信子のぶこさんへの、お別れとおよろこびを兼ねて、叔母さんのお家へ出掛けるのだった。
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「それはめでたいことでござる、左様な慶たいことを何しに拙者において異議がござりましょう。して、先方のお家柄は?」
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
みめぐみ皇祖すめみおやかくみましき
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
聞けば柳川夫人はもう臨月に間もない身体からだださうで、おめでたい訳である。
かの正しきを養ひ、かがやきを重ね、めぐみを積む。皇祖皇宗はこの徳におはし、神ながら道に蒼古さうこに、あやに畏き高千穗の聖火は今に燃えいで盡くるを知らぬ。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)